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治療例と症例集

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患者様の情報

患 者 50代 女性
初 診 2006年5月29日
主 訴 前歯の歯肉の腫れと歯の動揺/ブラッシング時の出血
家族歴 両親は、う蝕、歯周病とも感受性は高くなかった。姉妹はなく、一人っ子である。現在は母のみ健在で、特に全身疾患の既往は認められない。

口腔既住歴

近所の歯科医院で、6ヶ月に一回、定期的に検診と歯石除去の処置を受けていたが、約1年前より、硬い食べ物を噛むと臼歯部の違和感と全体的に歯が浮いた感じがあった。
定期的にかかりつけ歯科医を受診しているにもかかわらず、徐々に歯の動揺に加えブラッシング時の出血が認められるようになり、気になって夫に相談したところ当医院を紹介され受診した。

歯周組織所見

歯肉の色はやや赤みを帯びたピンク色で厚い。
肉眼的には、歯周病が進行しているようには見えないが、やや全顎的に咬合低位である。
う蝕は少なく、補綴物による修復も少ない。
著しい垂直的動揺と挺出、および垂直的な動揺が認められる。
また、前歯部における歯間空隙が認められる。

臨床診断(2006年日本歯周病学会の分類に準ずる)

・広汎型重度慢性歯周炎

治療時の留意点

まず、歯周病や、歯周治療についての情報提供を優先に治療計画を立案した。
義歯の装着およびインプラントを希望しないと同時に一時的にでも義歯を使用したくないとの本人の強い意向から、最終補綴物は全顎ブリッジで行うことにした。
全体的に歯周支持組織の破壊が高度であることから、ホームケアを中心としたプラークコントロールに加え、歯肉縁上、縁下のスケーリング・ルートプレーニングによる炎症性因子の除去を行った。
その後、保存不可能な歯の抜歯を行い、咬合高径の維持と咬合の確立のためのレジンテンポラリーブリッジを装着した。
再評価により残存した歯周ポケットの除去を目的とした歯周外科を行った。
歯周基本治療後の再評価時に抜歯を予定したが、本人の強い希望で保存し経過観察を行うことにした。

メインテナンス時の問題点とその対応

1. 継続的なプラークコントロールの徹底をする。

2. 歯根露出面および軽度脱灰歯頚部のう蝕予防のためのフッ化物の塗布を行う。

3. 咬合の変化による知覚過敏の症状を経過観察する。

高度歯周病治療サイト/中央ファーストデンタルクリニック

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