歯を失わないために
歯が抜けるのは、年をとったら仕方ないことと思っていませんか?
「おばあちゃんが入れ歯なんだけど、食べられないものがあって大変そう」
「インプラントにした人の話を聞いたけど、いやあ、ちょっと嫌だな」
歯が抜けるのは、年をとったら仕方ないことと思っていませんか?
いいえ、そんなことはありません。
2016年の調査では、80歳以上の平均の歯の本数は約17本、80歳以上で20本以上歯のある人の割合が50%超えました。
年をとっても自分の歯でご飯を食べることができたら、食べるものを選ばず好きなものを食べられます。
では一体、自分の歯を残すためにはどうしたらよいのでしょうか?
「歯が抜ける一番の原因って、虫歯じゃないのかしら?」
いいえ違うのです、実は歯周病なのです。
では、歯周病を予防するには、どうしたらよいのでしょうか?
歯周病予防のテクニック一覧
歯石は細菌の住処(すみか)で、タコ壺の集合体のようなものです。 歯周病菌自体は、コンペイトウのような形をしています。 コンペイトウのような形をした「歯周病菌」が、タコ壺の集合体のような「歯石」に入ってしまうので、ちょっとやそっとじゃ取れないのです。 ですので、プラークをコントロールしてしっかり除去しましょう。 歯ブラシ以外にも、歯と歯の間を磨く歯間ブラシやデンタルフロスなどを併用することをお勧めします。
「この歯並びで大丈夫なのかしら?」
心配していると気持ちがふさぎます。 そんなときは、どうぞ遠慮なさらずに当院の歯科医師にお話くださいませ。 矯正治療を受けたほうがいいか?の診査をいたします。 矯正治療がもたらすのは、キレイな歯並びだけはありません。 プラークコントロールをしやすい歯並びともうひとつ、呼吸改善に繋がるケースもあります。
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4000種類の化学物質があり、その中でもニコチンは毛細血管を収縮させ、歯肉の血液の流れを悪くする、つまり歯周病を悪化させてしまいます。 タバコには依存性があるため簡単に禁煙は出来ませんが、 大切な歯と全身の健康を守るため禁煙をお勧めします。
もし歯周病になったら・・様々な歯周病治療
もし歯周病にかかってしまった場合は、できるだけ早めに専門治療のできる歯科医院に行きましょう。何事もそうですが、早期発見・早期治療が大事です。当院では、以下の歯周病治療を実践しています。
(1※)バイオフィルムとは粘性のあるフィルムで、その中に複数の種類の細菌が共存して複合体を形成し表面に付着したものです。 わかりやすい例で言うと、排水溝のヌメヌメです。 表面にくっつく性質が強く、簡単には取り除けませんし、抗菌性の薬も透過させない強さを持っています。
再生療法
※ エムドゲイン(Emdogain)は、ビオラ社(Biora AB 本社:スウェーデン マルメ市、2003年よりスイスのストローマンの傘下)により発売されているエナメルマトリックスデリバティブを主成分とする歯周組織再生誘導材料です。 スウェーデンのカロリンスカ研究所で、ビオラ社の創立者のDr.Hammarstromらにより開発されました。 日本では1998年に厚生労働省の認可がおり、2002年に改良版であるエムドゲインゲルが認可されています。 原則健康保険が利かない自由診療の治療ですが、2007年に先進医療に指定されました。
(2018/4 追記)
2016年11月に、リグロスという別の歯周再生治療剤が保険適応になりました。 新しい技術のため、長期経過がまだわからないものではありますが、保険がききますので、ご相談の上決めましょう。
西村 紳二郎
当院での矯正治療について
院長のプチインタビュー
Q.
矯正はどなたが?
A.
(西村)
私がやる場合もありますし、専門医が月一回来てそれでやる場合もあります。 一般的な矯正は専門医がします。 骨格的に上顔面が下に対して不成長な場合は、引っ張っていかなきゃいけないんですね。 最近の子供は下を向いてゲームをやるものですから、上顔面の発育がすごく悪いんですよ。
Q.
何で下を向くと上の発育が悪くなるんですか?
A.
(西村)
上を向くと「開放」になるんですよ。
下に向くと、どうしても重力的に内側に入るので発育が悪くなります。
発育の良し悪しを決めるのは、姿勢なんです。
最近の子供さんって、こうやってやるじゃないですか。(と、背もたれにもたれかかって、顔だけ前に出す)
本当は正座の姿勢がいいんですけれど、それはなかなか難しいので、せめてちゃんと足がつくような椅子に座って食事をするようにすればいいと思います。
小さいころから良い姿勢でいることは、それぞれの筋肉がしっかり鍛えられるのでまっすぐ座って食事が出来るようになるんですよね。
そうすると、あごの発育もしっかり出来ます。
それでも足りない人は上顎(じょうがく:うわあごのこと)を拡大装置で拡大する、つまり床矯正(しょうきょうせい)で拡大すればある程度は永久歯に生え変わるときに歯が並びきります。
矯正自体は、もともとアメリカから入ってきています。
我々の大学時代はアメリカ流のものでしたが、アメリカ人と日本人と骨格が違うんですよ。
食べ物も生活習慣も違います。
アメリカ人も欧米人も肉食、アジア人は穀物食です。
でも、アメリカとかヨーロッパの知識がガーンと入ってくるたび、そのままのやり方で治療していました。
今までは、永久歯が生え変わったときに歯を抜いて矯正していました。
そうすると、骨格的には小さいままになってしまうのです。
今は、拡大して非抜歯で、成長発育を促します。
私は矯正から入っていないので専門ではないのですが、小さい子供さんを見る中で成長発育が足りないなと思います。
それをやった上で、歯並びが悪ければフルブラケットシステム(ワイヤーでの矯正)をやっていくんです。
小学校低学年から上顎の劣成長(れつせいちょう:成長が劣っている)を拡大すると、意外と上アゴに対して下アゴも成長します。
下アゴの方が、成長が遅いんですよ。
上の器、つまり上アゴを広げてあげれば下も自然と成長するのです。
Q.
上が小さいと下も小さいままだけど、上アゴが大きければ下アゴもうまく成長できるんですね!
A.
(西村)
そうそうそうそう。
上アゴを広げると自然に下アゴ入ってくる
広がると上気道が広がる、そうすると無呼吸症候群、ぜんそくもよくなります。
元々麻酔医だったので、挿管(そうかん:口から管を通すこと)するときに気道が狭い子供さんたくさん出会いました。
気管内挿管(きかんないそうかん)っていうんですけれど、全身麻酔するときに狭くて傷つけちゃう、口の中が見えないんです。
出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/上気道
Q.
子供の口の中は、本当に狭くなっているんですね?
A.
(西村)
何でなのかな?と思っていたら、それは大体、上顎の劣成長の子供さんです。
「子供の気道が狭い」ということに関して、10年前くらいに出会った矯正の先生と、考えがポッと一致したんですよ。
「あ、なるほど、僕がずっと思っていたことはココだったんだ」と点が線になった訳です。
気道が狭い子が矯正によって広くなると、ぜんそくが消えたり、夜寝たときに無呼吸症候群が改善します。
気道が狭かったら、寝られないですよね。
そうすると脳に酸素がいかないので、その分、学力が低下することがあります。
ですので、今は顎顔面矯正(がくがんめんきょうせい)をお勧めします。
ここにいらっしゃる患者さんのお子さんに対して、少しずつ手を差し伸べてあげて・・・矯正医に「これはこうして」と指示しています。
もう抜歯でやる時代ではないのです・・子供の場合は、成長を促します。
成長してしまったらしょうがないんですけれども、小さいうちから診ることによって、ある程度口の周りの筋活動を促して・・・例えばしゃべったり飲み込むとか基本的な人間が出来ることの能力を高めます。
そういうことが出来ていないと、成人になって無呼吸症候群になってしまうのです。
Q.
患者さんの息子さんや娘さんを、放っておくわけにはいかない・・。
A.
(西村)
そうなんですよ。
そのようなことをアドバイスする事によって、ぜんぜん違った顔・・矯正することで顔貌(がんぼう:顔の形)も変わります。
イキイキしてきます。
「歯を治す」というよりも「その人の人生を治すが出来る」のが歯科の醍醐味なんですよ。
医者は病気を治したら付き合いが無くなりますが、歯科医師はその人の人生を治せるのです。
その面白みが僕の中ではあるので、この仕事は意義があるのです。
顎顔面矯正の先生おすすめします。
昔は「小さいうちはいいんだよ、成長してから矯正やればいいんだよ」っていっていたんですけれど、実はそうじゃなかったのです。
成長を促してあげるだけで、人間って勝手に成長していくんですよ。
それを、何かの形で抑制しちゃっているというのが、今の社会の問題なんですね。
Q.
20年以上前に、自分も抜いて矯正したのですが、それが普通と思っていたんですね。 その時「あんなにあっさり健康な歯って抜けちゃうんだな」と思いました、不思議でした。
A.
(西村)
長いこといろんな患者さん見ている中で「おかしい」って気付くんですね、自分たちがやっていることが。 そうなると「方向が違うぞ」と思っていろいろ調べてみると、実際は人種の違いがあって、日本人は、すべて欧米人と同じことが当てはまらないよ、ということが出てくる訳です。 日本人は日本人のオリジナルで、海外のことはヒントにしてやるということです。
Q.
麻酔のことに関しても、歯医者さんに来た患者さんは、まな板の鯉なので、なされるがままなのです。でも、少し理由がわかるだけでも、なるほど怖くないなと思います。
A.
(西村)
そうですね。
麻酔のナゾを解き明かしてほしいと思いますし、みなさんが理由がわかって「こうなんだ」と納得できたら信頼関係も生まれます。
Q.
診察台の上に乗ると、聞けないんです。患者さんの代わりに聞きました。(笑)
A.
(西村)
はい、なんでも質問してください。
心配事が減るだけでも、全く痛み方が変わってきますから。
(プチインタビュー:2018/4/10)
高度歯周病治療サイト/
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